『君たちはどう生きるのか』を読んで

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概要

自分の思想を整理するために考えさせられる本。自らの思想に基づいて行動していくことがなによりも大切なことを説いていると思ってる。

自分中心では大局はつかめない

幼きころは自分中心で物事を考えるが、大人になるにつれて客観的に捉えることができるようになっていく。しかし、大人になっても自分中心で考える思考が抜けきれずになっている人も多くいるという一節があった。

自分中心から客観的に見ることによるメリットを体験しないと一歩引いて全体を見ることは難しいのかもしれない。 たしかにただ流入を伸ばす、デザインを変えるだけやっていても、売上や費用のどこに影響するのかを考えてから、判断できるようになるといいのかもね。1年目のときは何も考えてなかったかけど、3年目以降にチームを持ったり、事業計画を考えたりしたときに感じたな。

会社以外でも意識していかんとね。そして日本だけにいてもダメなのかもな。

自分の思想をもつこと

何をするにしても結局は「自分がどうしたいか」というところに帰結する。だからこそ、多くの経験をし、成功や失敗を自ら顧みて、自分なりの思想や意見を作り上げていくことが大切なのだと思った。
そのなかでも経験を振り返ってみること、決してごまかしたりせずに正直で考えること、そして決して忘れないことだと。

僕はあれこれ考えずに行動することもがいいかなって思った。「考える→行動する」ではなく、「楽しそう→行動する→考える」というフローが個人的には好き。自分の行動を振り返るほうが潜在的な自分に気付けてより思想が深まるのではないかな。

思想を深めるためにも書籍やブログは大事だよね。

人間らしく生きる

IT業界にいるからか、すべてインターネットで解決してしまおうと考えがちになっている上、実体験をすることが希薄になっている自分がいる気がする。インターネットは必要不可欠であり、様々なことが便利になっていっているからこそ、本来の人と人のつながりはより時間を割いて考えるべきことだと思った。

どんどん行動しないとね。

消費と生産

自分が消費と生産のどちらの比率が多いと考えたときに、生産が多い人でありたいと思う。生きているからこそ何かを残していきたい。それがたとえ小さなことでも。 だからこそ、消費することを大切にして、感謝することができるのかもしれないなと思った。

自燃型は魅力的に映る

ナポレオンにしろ自ら精力的でエネルギッシュな人は尊敬され、魅力的に見える。次はなにをするかワクワクする。そんな人なら一緒に働きたい、ついていきたいと思うだろう。 リーダーやマネージャーなど上司となる人材はエネルギーがあり、自ら先頭に立つことができる能力が大事だと痛感した。

そのためにも自分の意志が明確にあり、自分のやりたいことを実行できることが自燃する姿勢になるのではないかと感じた。

反省する価値

どうしても失敗は起きてしまう。だからこそ、なぜ起きてしまったのかを考えて、次に活かすことが人をより一層成長させてくれる。自分も失敗したときの記憶は今でも忘れることができない。だから次こそはしないように意識していることがある。

小さなことはついつい忘れがちだから、自分の振り返り日記は非常に効果的なのかもしれない。

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